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雨あがりの風景を見ながら、仕事に疲れた心を取り戻してゆくまだまだ駆け出しの若者の姿を描いてみた。「若者と仕事」というテーマに従った作品で、『電車が駅に停まる時』『バスに揺られて』と公共交通機関の利用時から街角に出てみた。
May より、「懐かしい感じがする曲で、Rossyらしい歌詞だと思う」と云われた通りに、後付けの歌詞は素直に出来上がった。曲調はガットギターのアルペジオで、目標としたクラシッックがかった作品というよりは、どこか唱歌的な感じが懐かしさを感じさせたのではないかと思う。
2017年8月4日、『きりぎりす』SideBにて初の弾き語り。May より「無理難題の上司の顔を 水に流してみたよ 雨あがり」と先の「無理なんだけれど」と「無理」が被るから要修正と言い渡され「怖い顔して叫ぶ上司の 声が遠くに消えた 雨あがり」に変えた。そこまで歌ってきて、修正前の歌詞のままと気付いて慌ててミスってしまった。修行もまだまだ必要と反省しながら、May の推敲技に、修正後の歌詞が良くなっていることで感謝もする。
『雨あがり』
作詩作曲:Rossy
雨があがって 街路樹に咲く
光の花が 滴落とした
水色の空 ちぎれた雲が
ふわり浮かんで 流れてゆく
鞄の中に 詰めた口惜しさ
洗い流してくれた 雨あがり
虹を追いかけ 通りに架かる
歩道橋へと 駆け上った日
息を切らして 側に来たヤツ
照れる気持ちと 嬉しい思い
擦り切れそうな 心の中に
あの日の虹を描く 雨あがり
失敗しながら覚えてゆく
もう少し上手に出来たらと願う
広い場所へと 行きたくなった
電車に乗って 揺られる気分
週末までは 無理なんだけれど
なんだか心 弾み始めた
怖い顔して 叫ぶ上司の
声が遠くに消えた 雨あがり
恐れることなくやれてた頃
あんなに危ない時は過ぎたよ
2017/07
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