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 一緒に暮らすまでになっていた彼女が自分の道を進むために部屋を出てゆく。愛する者と暮らしたいという気持ちと、彼女の人生を悔いなくさせたいと思う気持ちが交差する彼、結局は引き留めることはせずに彼女を送り出した。
 彼女が残した鉢植え、歯ブラシといった出逢ってから少しづつ増えていったものが彼女の面影と共に部屋に居続ける。いつか逢える日を待つことよりも、新しい明日を迎えるために忘れることにした彼の想いを想像しつつ作りました。
 
 最近はエコ運動の為にノーレジ袋は当たり前になりつつあり、レジの側には段ボールが用意されているスーパーもよく見かけます。その段ボールを持ち帰り詰めようとした想い出の残る品はどの程度あるのだろうか、、。長男が就職で東京に行った際に部屋を整理した経験が生きた歌で、それほど多くないと思っていた思い出の品が思いのほか多かったのを思い出します。
 この曲の先に出たYouTube動画、ライブバージョンは出来たての頃で、興味のある方は聞き比べてみたもう。
​ 2021/10/20、Live Cafe Eric での弾き語りを追加しましたのでご覧ください。
 

【楽器構成】
VSTi:HALionSONIC SE

L40:Guitar(Campfire Guitar)
L35:Strings(Sad Strings)
L10:Bass(SR Upright Bass)
C00:Piano(Black&White Ballad)
C00:Vocal
R05:Drums(SR Studio A Kit)
R15:Harp(Synth Harp)
R35:Strings(Slow Movie Strings)
R40:Piano(YAMAHA S90ES Piano)

『明日を迎えるために』
作詞作曲編曲唄:Rossy
 
キミが育てていた
鉢植えの花が枯れ
ボクは本当に
ひとりになった
 
まだ忘れ物なのか
置いていったのか
キミの歯ブラシ
そのままにしてるんだ
鏡の中に見えた
ドアが開いて
旅行帰りの顔で
キミがいそうさ
 
 
キミの生き方だろう
そうすればいいさと
強がりでは
なかったけれど
 
二人出逢った時や
過ごした時間が
今も分からずに
ここにいるようで
窓をひらいて
風を流してみたら
キミが使ってた
シャンプーの香りがした
 
あの時に ボクが
引き留めていたのなら
変らない 今日
来てたのかな
 
また逢える日が来ると
思っていたけど
明日を迎えるために
忘れることにした
面影を残すもの
そう多くないさと
レジの側に積まれた
段ボールを
今夜にでも
取りに行こう
 
2015/07
 
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