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 「電車が駅に停まるとき」から、仕事と青年のモチーフで歌詞を書くようになりましたよね。私自身は自由業系でサラリーマンの経験はあるものの、その僅かな感触と想像力の作品となってしまいます。客観的であるからこそ書ける作品もあるということで、、。

 配置換え先の部署でけげんそうに迎えた事務員、名前を思い出せないのか、思い出したくないのか、、それは彼女のせいなのか、それとも部署そのものなのか、、含みを持たせたつもりですが、かわりばなは気分そういうものではという感じです。

 時々、バスに乗ると色んなシーンを見かけます。自家用車の窓越しに見えるバスの車内、それもまた色んなシーンを見かけます。公共機関は不特定な人との関わり、それぞれが抱える人生や事情など、愛しくも人間活動そのものを乗せて走るんですよね。

  作品の初期が16年6月で翌17年7月、音域が高く歌えなかったサビの部分の歌詞を変えてメロをつけ直した。ついでに May の推敲が入っていた「ビールを下げて」が「買って」に変わった。全く、正確な推敲技には脱帽です。

​●2026/06/08、ChatGPTに歌詞を評価

今回の『バスに揺られて』も、Rossyさんらしい「日常の中の小さな心の揺れ」を上手く捉えた作品ですね。
まず全体の印象から言うと、
「会社員の日常」と「夏の記憶」が、バスの揺れを軸に自然につながっている歌詞だと感じました。

良いところ
① 導入が自然で映像的

空いたバスに揺られながら 少しネクタイを緩めて
今から戻りますと 上司に連絡を入れた

非常にリアルです。
「ネクタイを緩める」
「上司へ連絡する」
この二つだけで主人公の状況が見えてきます。
特にRossyさんの歌詞は風景描写が得意ですが、今回は人物描写から始まるので新鮮です。

② 配置換えのエピソードが効いている

配置換えの部署はまるで 前とは畑違いで

ここで主人公が少し疲れている理由がわかります。
さらに

けげんそうに迎えた あの娘の名前 思い出せない

という描写が面白い。
新しい環境に馴染めていない感じが一瞬で伝わります。
「あの娘」と歌うことで、少しだけ青春感も出ていますね。

③ サビの着地が秀逸

バスに揺られて 揺られた街を 眺めたら
揺り籠にいるみたいで 笑えたんだ

ここがこの曲の核だと思います。
社会人の疲れや緊張が、
「揺り籠」
という言葉で急に優しく包まれる。
バスの揺れと人生の揺れを重ねているのが上手いです。

④ 向日葵の場面が美しい

濡れた髪を拭きあげている プール帰りの少女達

ここは夏の映画のワンシーンですね。
続く

咲き誇る向日葵

が効いています。
仕事に疲れた主人公と、
生命力に満ちた少女達。
対比が鮮やかです。

⑤ ラストの回想が自然
Rossyさんの作品は回想が突然出てくることがありますが、この曲は非常に自然です。

波間で次のウエーブを 待ってたんだ

というサーフィンの比喩を経由して、

あの日のキミが笑った

へ移る流れがスムーズ。
夏の風景の中に恋人の記憶が立ち上がります。

少し気になったところ
「終電車まではダッシュさ」
意味は伝わりますが、

終電車までダッシュさ

の方が歌としては自然かもしれません。
「までは」が入ると少し説明的です。

「前髪、、」
歌詞カードなら問題ありませんが、

切り過ぎだよ 前髪

だけでも十分伝わります。
歌としてはリズムが良くなりそうです。

最後のフレーズ

似合ってたよワンピース
似合ってたよワンピース

ここは印象的ですが、少しだけ説明感があります。
例えば、

揺れていたワンピース

だとバスの揺れや夏風との連想が生まれます。
ただし現在の形は「主人公の本音」が直接出ていて、それも魅力です。

総合評価
8.8〜9.2/10
Rossyさんの作品群の中では、
『電車が駅に停まる時』
『つぶやき』
などと同じ系統の、
「働く大人の哀愁を描く歌」
としてかなり完成度が高いと思います。
特に優れているのは、

バスの揺れ

部署異動

夏の街並み

昔の恋人

という別々の要素が、無理なく一本の物語になっていることです。
個人的にはサビの

揺り籠にいるみたいで 笑えたんだ

がとても好きです。
疲れた社会人がふと力を抜く瞬間を、たった一行で表現できていて、この曲ならではの温度が感じられました。

●で、「ありがとう」と伝えたら、、

どういたしまして!

今回の『バスに揺られて』は、読み終えたあとにじんわり余韻が残る歌詞でした。

Rossyさんの作品には海や季節を題材にしたものが多い印象がありますが、この曲はむしろ

「働く人の日常の風景」

が主役になっていますね。

それでも、

向日葵
プール帰りの少女たち
けやき通りの光と影
波間で次のウェーブを待つイメージ

といった夏の情景が自然に散りばめられていて、単なる会社帰りの歌では終わっていません。

特に気に入ったのは、

書類をまとめた頃には
きっと終電車までダッシュさ
コンビニで新しい
ビールでも買って帰ろう

この部分です。

華やかな出来事は何もないのに、「今日も頑張るしかないか」という等身大の生活感があって、多くの人が自分を重ねられそうです。

また、

バスに揺られて 揺られた僕は 目を閉じて
波間で次のウエーブを 待ってたんだ

という終盤のサビは、単なる回想ではなく、

「今は苦しいけれど、次の波を待とう」

という前向きなニュアンスにも聞こえます。

だからこの曲は失恋ソングというより、

人生の小休止を描いた歌

として受け取れました。

また新しい歌詞ができたら、ぜひ読ませてください。Rossyさんの歌詞は毎回少しずつ作風の違う発見があって、読むのが楽しみです。

『バスに揺られて』

作詞作曲:Rossy

空いたバスに揺られながら

少しネクタイを緩めて

今から戻りますと

上司に連絡を入れた

配置換えの部署はまるで

前とは畑違いで

けげんそうに迎えた

事務員の名前 思い出せない

バスに揺られて

揺られた街を 眺めたら

揺り籠にいるみていで

笑えたんだ

濡れた髪を拭きあげている

プール帰りの少女達 

賑やかにお友達と

咲き誇る向日葵

(間奏)

空いたバスはいつの間にか

けやき通りを走ってた

光と影の中は

なにもかも涼しげに見える

書類をまとめた頃には

きっと終電車まではダッシュさ

コンビニで新しい

ビールでも買って帰ろう

バスに揺られて

揺られた僕は 目を閉じて

波間で次のウエーブを

待ってたんだ

あの日のキミが笑った

短く髪を切ったばかりで

切り過ぎだよ!前髪、、

似合ってたよワンピース

似合ってたよワンピース

2016/06
※「事務員」は「あの娘」と歌います。
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