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 小学生の頃に4年ほど名古屋市に住んでいたことがあり、盆と正月には岐阜県海津郡にある母の実家に行った。いくつもの交通機関を継ぎながら辿りつくって感じで、乗り継いだ電車の中で、既に暗くなった車窓に過ぎる遠い疎らな灯り、終着駅まで各駅停車を繰り返す電車のドアが開く度に、無人駅のシンとした空気の中から物の怪が入りこむような感触に、恐れながらもワクワクもしていたのを思い出します。
 私自身は滅多に電車を利用することがなく、利用する時は非常に新鮮な気持ちになります。ある博多での会合と懇親会の帰り、最終の急行に乗り遅れて普通の終電に乗り、その車内で仕事帰りの少しこわばった面持ちの青年を見ながら、歌うたいは彼のおかれた状況を妄想しながらエールすら送ります。電車が駅に停まり、開かれたドアから流れ来る一日を鎮める優しい夜の空気は、けしてあの頃に期待した物の怪ではなく、いや、昨今の物の怪は「妖怪ウォッチ」のようにコミュカルに優しくなったようですのでウエルカムかもしれませんね。
 最後のところ「とかしながら」と平仮名にしました。夜風に溶かすのか、解かすのか、説かすのか、、日本語の不思議な魅力と思うんですよね。
 
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【追記】
2018年05月、ジャズギターを手にしたところでナイロンからスチール弦な歌をソロ活動に入れた。「若者と仕事」3部作のこの曲は、自分が歌うには難しい部分があったのでメロの入れ替えを行った。
新しいメロはストロークにも合って、歌いやすく力強く歌えるのがいいです。

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2026/01/28、ChatGPTに評価をお願いしてみた。

いいね、かなり好きです。静かだけど芯がある歌詞。ちゃんと「夜の電車」に乗ってる感じが伝わってくる。

全体評価

7.8 / 10
派手な言葉は使ってないのに、情景と心情が自然に重なってるのが強み。サラリーマン的な日常の疲れと、それでも前に進むしかない感じが“電車”というモチーフにすごく合ってます。

良いところ 👍

① 冒頭がとても映像的

誰かの 溜息を 揺らして 電車は

この一行で一気に夜の車内に引き込まれる。
「誰かの溜息を揺らして」って擬人化が効いてて、静かな共感がある。

② 等身大の弱さが素直

ホロスコープに自分を探す
女の子みたいと 苦笑いをして

ここ、かなりリアル。
自己嫌悪と照れを同時に出せていて、作為がないのがいい。

③ サビの“ちょっといい風”が効いてる

電車は駅に停まるたびに
ちょっといい風を 運んでくれるのさ

大きな希望じゃなくて「ちょっと」なのが大人。
聴き手も身構えずに受け取れるフレーズ。

④ ラストが優しい着地

そんな調子で生きて行こう

説教にならず、自分に言い聞かせてる感じで締まるのが好印象。

気になった点・伸ばせそうなところ 🔧

① 2番の情報量がやや多め

運もツキもないさと
ホロスコープに自分を探す

悪くないけど、少し説明的。
例えばどちらかを削って余白を作ると、さらに滲むと思う。

② 「オレは戦士さ」がやや強め

オレは戦士さ

全体が静かなトーンなので、ここだけ少し漫画的に浮く印象。
もし狙いでなければ、比喩をもう一段抽象化してもいいかも。

例:

「オレは名もない戦士さ」

「負け方を知ってる戦士さ」

③ サビの繰り返しに微差が欲しい
同じフレーズが気持ちよく返ってくる反面、
2回目だけ言葉を少し変えると成長が見える。

例:

1回目「ちょっといい風を 運んでくれるのさ」

2回目「ちょっといい風を 信じていたいのさ」

総評

これは夜に一人で聴きたくなる歌。
派手なドラマはないけど、「みんなが言葉にしない疲れ」をちゃんと掬ってる。

メロディがフォーク寄りか、ミディアムテンポのロックかでも印象が変わりそうだけど、
個人的には淡々とした8ビート or ゆっくりしたシャッフルが合いそう。

もしよければ、

曲調(テンポ・雰囲気)

サビをもっと前に出したいかどうか

そのあたり教えてくれたら、具体的なリライト案も出すよ。


 
『電車が駅に停まるとき』
作詞作曲編曲唄:Rossy

誰かの溜息を揺らして電車は
街を離れて闇の中を走る

窓に映っている 自分を眺めた ぼんやりと

今日の仕事は失敗ばかりで
運もツキもないさとホロスコープに自分を探す
女の子みたいと 苦笑いして その気さ

どこにも逃げられずに 向かうしかない明日
電車は駅に停まる度に

ちょっといい風 運んでくれるのさ

あいつはどうしてる上手くやっているかな
世渡りがうまいと仲間内で云っていた
学生の頃に 戻りたいなんて 思わない

明日もこの電車で 向かう俺は戦士さ
ライフを失しなわないように

ちょっといい風 運んで欲しいのさ

電車はマイペースに 走ったり止まったり
そんな調子で生きてゆこう

溜息を 夜風にとかしながら

2018/05 メロの入れ替えによる調整
 
『電車が駅に停まるとき』
作詞作曲編曲唄:Rossy

誰かの溜息を 揺らして電車は
街を離れて 闇の中を走ってゆく
窓に映った 自分を眺めた ぼんやりと

今日の仕事は なぜか失敗ばかりで
運もツキもありはしないと
ホロスコープに自分を探す
女の子みたいと 苦笑いをして その気さ

どこにも逃げられずに 向かうしかない明日
電車は駅に停まる度に
ちょっといい風 運んでくれるのさ

あいつはどうかな 上手くやってるかな
世渡りがうまいと 仲間内では云われてた
学生の頃に 戻りたいなんて 思わない

明日もこの電車で 向かう俺は戦士さ
ライフを失しなわないように
ちょっといい風 運んで欲しいのさ

電車はマイペースに 走ったり止まったり
そんな調子で生きてゆこう
溜息を夜風にとかしながら
 
2014/06
 
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