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『冬の足音』
作詞作曲:RossyTakata

冬の足音 聞こえてきたら
急に寂しくなってしまった
風に追われて 歩く人たち
街は今年を走り抜けるよ

広くなった 部屋に今も残った
香りはキミのものだよ
理由も言わず 聞けもしなかった事を
今になって 探している ボクさ

袋抱えた 坂を二人で
息を切らして部屋に着いたね
今じゃコンビニ 袋を下げて
変わらなくちゃとため息をつく

早い帰りの キミがドアを開けたら
今夜のメニューのクイズさ
描く幸せ いつか変わっていたんだと
思うしかない 長い夜の 中で

渡り鳥の 知らせを流すニュース
羽たたんだ湖
春になったら 戻る場所はここさといった
たわ言を 明日に描く ボクさ

​2019/11/19
 彼女が出て行った部屋を中心に描いた作品です。気付いたのは「帰り道」「夕暮れ」といい、夕食の事を扱った作品が多いのは主夫たる所以かもですね(笑) 帰りが早かった彼女が作る夕食、「今夜はなんだと思う?」などと開けたドアのところ「匂いクイズ」なんです。コンビニ弁当といっても食べたいメニューも美味しそうなものもそうは多くなく、自炊も含めて今の生活を変えなくちゃと思うんですね。彼女と一緒の時の袋いっぱいの食材(幸せ)を抱えたころの切なさが伝わるでしょうか。
男って「何も聞かないで別れて」と彼女に言われたら理由を聞くのでしょうか?特別な理由も探せずに「彼女が描く幸せ」が変わってしまったと思うしかないのって、理由がはっきりとしている以上に辛いと思うんですよね。
date:2019/11/20
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