母がよく「男は腹をすかせなかったらご機嫌がいいんだから」と言っていた。父はそんな方ではなかったが、母の里は兄弟12人で男衆も多く、戦時の食べ物が不足した時代に身につけた教訓かもしれない。

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　いつでもどこでも金さえあればモノやサービスが手に入る時代、結婚という意味が問われる時代、、、そんな中で、新婚さんのある夕暮れ時、夕食の買い物を一緒にして袋を抱えながら帰る、料理の香りが広がる部屋を想像するとお腹がすいてくる、、。その幸せの時間の意味を思いながら作りました。

　先輩の言葉というエピソードを織り込みましたが、先輩たる者が後輩に伝える言葉は、一緒に過ごしてゆくことの意味、それは独り身ではけして味わえないものや、やがては老いていったときの安心など、そんなものであって欲しいと思うところです。

　私は男三兄弟を持ちました。妻とともに喜怒哀楽を抱えながら子育ての時期を終えようとしています。子は未来、、私のDNAを継ぐ者たちの成長を感じれる素晴らしい体験を自分の人生に出来て嬉しい限りです。

　ステージで発表した時のエピソードなのですが、「これは腹ペコの歌か？」って云われて、「そうです。餌を待ってる夫の歌です。」って答えて笑い話になりました。私は家事は一通り母に仕込まれて出来ますので、そういうことにはならないんですけどね。(笑)

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 　フルオケ版を発表しましたので、ライブヴァージョンは下に移動させました。出来たての頃より歌い慣れて符割りも少し変更しています。音程を全音下げて歌いやすくしたのですが、なかなか不安定な音程はカバーできないものです。笑。

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