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 「カンナ」というと、ユーミンファンの私には「カンナ8号線」しかないのですが、あれは中央分離帯、、。私は海が広がる丘陵地に咲くカンナをイメージしました。ほぼ小山に近い丘陵地を過ぎてある故郷、長崎県には多い地形になるかと思います。

 この歌はメロ先行で歌詞を後にのせました。推敲は別として歌詞はあっという間に書けました。気付かなかったのですが、「カンナ」のモチーフがあがった理由を「ホーム」の歌詞を頂いた Gao3 の気になる写真の場所を聞こうとFaceBookの彼の記事を遡っていたら、なんとその記事の後に赤々と花開くカンナの写真が僅か6日前に上がっていたのです。あ、そういうこと?、、。彼とは「HULOT」(飯塚市)のマスターの計らいで2020年11月に2つのステージでお会いしました。それ以前に「B.B..KenChan」(天神)にてお会いしていたらしいのですが私に記憶が無くて、、(汗)。その彼の故郷である「呼子」(唐津)には昨年の夏の終わりに久しぶりに行ってて、名護屋大橋からの絶景を見ながら、いつか今日のことを歌詞にしたいと思っていました。彼の語調や話法やモチーフとの角度など非常に好きで、彼が故郷に帰った時の記事や「ホーム」の歌詞に「ふるさと」のイメージは既にありました。そこに録り溜めておいた録画「夜明を告げるルーの歌」の場面設定(舟屋ではなく両側を山に囲まれた扇状地のような町並み)も観た直後で加わり、またこの「カンナ」は私の女歌を歌ってくれるという美香さんをイメージしていて、そんな色々な要素が運命的に融合した作品になったというわけですね。

 私は作品がどのような要素で出来たのかを自身に遡及する方ではありませんが、今回は Gao3 との出会いを 2021年のキー・マンと位置付けたほどの私のオマージュ感の色濃さをここに記します。

 曲はボッサがかった軽快な作品です。

date:2021/06/12、加筆2021/07/01
『カンナ』
作詞作曲:Rossy
 
カンナが 青い空に
負けない色 咲いてる
潮騒 風に乗って
広がってる この道
車を 下りて 言い訳を 探した
なんだか帰りたくなった 
素直に言おう ふるさと
色々 抱え込んで
弾けそうに なってた
どこかに 逃げ出すなら
描いたのは この道
不思議な 気持ち 逃げ出した 町へと
小さな港を囲んだ
丘の上の ふるさと
𠮟るひとは もう居なくて
年老いてる 母が一人待ってる
ふるさと
心に 仕舞っていた
幼い日の 想い出
変わった 私の事
気付く人が いるかな
大きな バックで 乗り込んだ バスの
窓から見たカンナの花
久し振りね ふるさと
心に咲くカンナの花
逢いに来たの ふるさと

21/06/12

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