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 2016年06月、北九州市『陸奥A子+少女ふろく展』最終日になんとか滑りこみで行ってきた。陸奥A子は私よりも、高校生の頃から知っている妻ががぜん好きで、というかその頃の妻から教えられた漫画家で、それで行けなかった妻への土産話になるところだったが、展示された作品原稿を見てゆくと知らない話が無いほど知っていて、なだれ込むように色々な想い出に腕をつかまれ、すっかり昭和な私になってしまった。妻に電話で「キミの3分の1は陸奥A子で出来ている」と半ば確信めいた思い付きで云うと、即答で「そうよ!」と、、、「なんでかなぁ~?そうなんだよなぁ~、あいつはそういう娘なんだよなぁ」、彼女の中のなぜかとても大切なものを自分が忘れてしまっていた気がして申し訳なくも感じた。
 この作品は高校生だった頃の妻の話をもとに出来ています。こんな秘密の小径が線路沿いの小川を挟んだ畑道にあり、木立は今も存在します。今は我が家が建つ場所に彼女が過ごした生家があって、彼女の部屋には工作で作ったというでかい「ガッツ君」が居て、当時のおてまみ(手紙)はりぼんの付録だった。そう、右の写真の様な部屋だった。
 そういえば会場にあった写真撮影可能な「当時の少女たちの部屋」で「写真を撮りましょうか?」と声をかけてあげた私と歳の変らぬお嬢さん(笑)は可愛らしく、漫画に描かれた少女に身を置き換えていた少女達は、いつかその漫画に描かれた少女のお母さんのように、いいお母さんになっている気がして仕方がなかった。嬉しいことです。
 話過ぎましたね。この感情はいったい何だろう?自分の事には非常に疎い私、答えを見つけるのはいつのことでしょうか、、。
 歌自体は非常に唱歌めいたワルツになりました。
『小径』
作詞作曲編曲:Rossy
​唄:May
家までの 通い道 遠回りして
秘密の 小径で 花を摘んだ
仲のいい 友達と
名前を付けた径
 
未だ見ぬ 恋人の 笑顔浮かべて
窓辺に 摘んだ花 飾ってみた
それだけで 熱くなる
心が懐かしい
 
木立を 抜ける風 好きだったの
随分 永いこと 忘れていた
あの娘は 元気でしょうか
手紙を書きたい
 
想い出の 小径を歩く
あの日の私

​瞳の中で

 
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