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 はい、不倫の別れ歌ですね。態度をはっきりしない(するつもりもなかった)男性を諦めて新しい明日を求めた女性の行動を思い描きました。
 立ち並ぶマンションのいちばん港側の高層階、それを見上げながら車から部屋灯りをなぞる女。男の帰る場所を初めて見ながら、ここに着くまでに思っていた指輪の始末を思い留まった。いつも「おやすみ」と言って帰っていた男に、自分のほうから「おやすみ」を言う時、それは見切りをつけた自分自身の想いにかもしれない。
 この詞、飯塚でのライブ観戦を終え福岡の事務所への移動の時、八木山バイパスが何らかの理由で通行止め、山道のカーブを下りて福岡ICからの真っ直ぐな道、右手に立ち並ぶマンションの灯りを見ながらそこにある温もりを感じた時、ふと一人の気持ちになった。この先を走れば名島で港に出る、大型の客船が出るベイサイド辺りを連想した時、ポートタワーも浮かんだ。この詞のほとんだの部分を停めた車の中でいつも持ち歩いているノートに書き留めた。
 2017/11/14、May の推敲を受けた歌詞を公開、2018/10/30にメロが乗ったので移動しました。
 妻曰く「今どき不倫の歌なんか流行らないわよ!」、、旦那が書くこういう類の歌詞は好まれないのかも、、と思うと少し嬉しいのは何故?(笑) 確かに流行らない気もしますが作品として出したいと思います。
date:2018/10/30
『おやすみは私から』
作詞作曲:Rossy
 
並ぶ灯りのひとつに
あなた帰る場所がある
指でなぞると姿が
みえてる気がした

港の展望タワー
よく見えると云ってたから
なぞったひとつにきっと
今いるはずだわ
もうそのカギでは開かない
部屋に尋ねてきても
おやすみは私から そっとここから
指輪をポストに落とし
返そうと思ってたけど
想い出の港に立ち
遠くへ落とそう
行こうといってた国の
船は出ないままだった
あいさつ程度の言葉
覚えてみたけど
連絡をとろうとしても
もう繋がらないから
おやすみは私から そっとここから
おやすみとつぶやいて 車をだすの
この街を出るの

​2017/11/24
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