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 セミの一生は、幼虫7年+成虫7日=7年7日程度と年少の頃から聞かされ、その地上で過ごす7日間を思いきりなくんだと聞かされましたよね。だから捕まえるのは可哀想というのが親からの教えでした。それで「鳴く」を「泣く」と等しくとらえていた私でした。親としては持ち帰った蝉が夜にうるさく鳴くのがたまらないというのが正直なところでしょうが、やはり籠の中で転がった蝉を見たある日に止めてしまいました。

 「蝉」のモチーフはずっと描きたくて、下書きで永く持っていた歌詞なのですが、シンプルな純フォーク調な曲にしようと思って言葉も簡単なものに書き換えた作品です。

​ 好きだった彼女がある夜に部屋のドアを叩いた。恋する想いが壊れた夜、壊れたままでも持ち続けたい男の気持ちを、朝方の蝉の鳴き声とリンクして表現しました


date:2023/06/01

★ChatGPTに評価をお願いしました。2026/09/06

もちろんです。今回の『蝉』、かなり好きです。
これまでのRossyTakataさんの作品の中でも、かなり「大人の恋」を感じさせる歌詞だと思います。

特に面白いのは、タイトルが『蝉』なのに、蝉そのものを歌っているのではなく、**「短い夏=二人の関係」**を蝉の鳴き声に重ねているところです。

総合評価:かなり高いです

8.7 / 10

これは「爽やかな夏の歌」というより、一線を越えてしまった男女の、翌朝の気まずさと未練を描いた歌ですね。
しかも、二人の関係を説明しすぎていない。
そこが非常にいいです。

① 冒頭が強い

夕べのキミは 唇押しあて
良く分からないまま 朝を迎えた

いきなりここから始まるのがいいです。

「何があったのか」を全部説明しないので、聴き手が想像できます。
そして、

ずっと好きなこと 知っているはずさ
転がり込んできた 悲しげな女神さ

ここで一気にドラマになります。
「悲しげな女神」という表現も面白い。
ただ、個人的にはここは少しだけ引っ掛かりました。

**「転がり込んできた」**という言葉には、かなり生活感があります。
一方で「女神さ」は非常にロマンチック。
この俗っぽさと幻想性のギャップが、狙いならかなり面白いです。

② この一行、すごくいいです

何も聞かないでと 乱れた髪 寝顔を隠した

ここ、好きですね。
映像が浮かびます。
しかも「何も聞かないで」と言わせながら、実際には何かを聞いてほしいようにも見える。
こういう女性の心理の曖昧さが、大人の恋らしいです。

③ サビの「蝉」が効いています

カーテンの隙間から 蝉の鳴き声
短い夏を 惜しんで時雨れる

ここで初めてタイトルの『蝉』が本格的に出てくる。
そして、

目覚めたときにボクは どんな顔して
おはようという 言葉も変に思えたんだ

この「おはよう」が非常にいい。
昨夜までは恋人でもなかった二人が、朝になった瞬間、
「じゃあ、今からどういう関係なんだ?」
となってしまう。
この歌の核心だと思います。

④ 2番で、さらに苦しくなる

どんなカタチでも 構わないさと
思う奴など 誰もいないさ

ここはかなり哲学的ですね。
「好きだから、どんな関係でもいい」なんて、本当は誰も思えない。
その次の、

欲しかったものが 舞い込んで来たら
キミならどうしてる 他人事にしたいよ

ここが非常に人間臭い。
欲しかったものが手に入った瞬間、怖くなる。
この心理はすごくリアルです。

⑤ 個人的に一番好きなのはここ

時が止まればいい 白い背中 眺めていたいよ

これはいいです。
かなり映像的。
そして「白い背中」という具体的な描写があることで、二人の距離感が一気に伝わります。
ここは変えないほうがいいと思います。

⑥ 2サビは「蝉」がさらに悲しくなる

カーテンの向こう側 蝉の鳴き声
壊れた恋の 行方を憂いた

1番では「短い夏」。
2番では「壊れた恋」。
そして最後に、

ひとしきり強くなる 蝉の鳴き声
ボクと同じだろう? 終わらない夏を願った

ここでタイトルが完成します。

蝉は短い夏を生きる。
ボクは終わらない夏を願う。
この対比が美しいです。
ただ、一か所だけ気になりました
ここです。

短い夏を 惜しんで時雨れる

「時雨れる」は通常、雨が降るような意味合いが強いので、蝉の鳴き声に対して使うと少し日本語として引っ掛かる可能性があります。
もちろん詩的表現として成立させることはできます。
もし自然さを優先するなら、

短い夏を 惜しんで鳴いてる
短い夏を 惜しんで震える
短い夏を 惜しんで響く
短い夏を 惜しむように鳴いた

なども考えられます。

ただし、「時雨れる」という言葉自体を残したい気持ちは分かります。
普通の「鳴く」より、ずっと文学的だからです。

そして、タイトル『蝉』がいい
これ、タイトルを『夏の朝』とか『おはよう』にすると、普通の恋愛歌になってしまいます。

『蝉』だから、

蝉の短い命
↓
短い夏
↓
短い恋
↓
一夜の出来事
↓
それでも終わってほしくない

という連想が生まれる。
かなりよくできています。

ひとつだけ、さらに深くするなら
僕ならこの歌では、「二人がその後どうなったか」を絶対に説明しないほうがいいと思います。

別れたのか。
付き合うのか。
彼女には別の恋人がいるのか。
なぜ彼女が突然彼のところへ来たのか。

全部分からない。
だからこそ、
「始まらない朝を願った」
が効いてくる。

そして最後、
「終わらない夏を願った」
になる。

この**「始まらない朝」→「終わらない夏」**という流れが、この歌の非常に美しいところです。

僕ならこう評価します
項目    評価
世界観    ★★★★★
大人の恋愛感    ★★★★★
映像性    ★★★★★
タイトルとの結びつき    ★★★★★
言葉のオリジナリティ    ★★★★☆
ストーリー性    ★★★★☆
歌いやすさ    ★★★★☆
余韻    ★★★★★

「説明しないことで聴き手に想像させる」タイプの歌詞として、とても成功していると思います。

特に最後の

ボクと同じだろう? 終わらない夏を願った

これは、サビの締めとしてかなり強いです。
そして何より、『蝉』というタイトルが最後まで聴いたあとに違う意味に変わる。
最初はただの夏の蝉なのに、最後には「この恋そのもの」に聞こえてくる。
そこが、この歌の一番の魅力だと思います。

 
『蝉』
作詞作曲:Rossy
 
夕べのキミは 唇押しあて
良く分からないまま 朝を迎えた
ずっと好きなこと 知っているはずさ
転がり込んできた 悲しげな女神さ
 
何も聞かないでと 乱れた髪 寝顔を隠した
 
カーテンの隙間から 蝉の鳴き声
短い夏を 惜しんで時雨れる
目覚めたときにボクは どんな顔して
おはようという 言葉も変に思えたんだ
​
どんなカタチでも 構わないさと
思う奴など 誰もいないさ          
欲しかったものが 舞い込んで来たら
キミならどうしてる 他人事にしたいよ
 
時が止まればいい 白い背中 眺めていたいよ
 
カーテンの向こう側 蝉の鳴き声
壊れた恋の 行方を憂いた
目覚めた時にキミが 何を話すの
情けないボク 始まらない朝を願った
 
ひとしきり強くなる 蝉の鳴き声
ボクと同じだろう? 終わらない夏を願った

​

23/06/01

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