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 私が歌詞の師匠として崇めているのが松任谷由実ことユーミンで、特にラテン色の強いアルバム『紅雀』は棺桶に持って入っていいくらい好き。この歌はまだ荒井由実だった頃のユーミンを強く意識した作品で、ファンなら「海を見ていた午後」をイメージするかも、それで間違いありません。この歌は福津市神湊にあるホテルグレージュに立ち寄った際に観た海をベースに出来た曲です。
 
 当時は作ればすぐ出すのスピード発表で、歌いこなしもしないうちに、この歌に関しては May用に用意したものを彼女が忙しい時期だからと自分で歌ったバージョンを先にアップ、翌年の夏に本家本元Verとして発表する2ヴァージョンあり。
 
 ヴォサノバは父が1970年(私は10歳)に東芝4chのステレオを買った時に集めた「世界音楽紀行」で好きになり、中学で放送部として昼休みの音楽を流していた時、放送室内では奥の棚にあったレコードを漁って一人で聴きまくっていました。そういえば一度、The Beatles 『オールディーズ』を許可をとって流した時、リクエストのために何度もドアを叩かれて驚いたのを思い出します。
 
 忙しい彼との恋物語、ようやく逢えた時の彼の台詞を思い浮かべながら、休日の午後を一人過ごす彼女を描いてみました。
BLOG のアップ記事はここをクリック下さい。音源製作のことなどを記しています。
 
おまけに Vocal . Rossy で先にYouTube登録した版も掲載します
『素直に言うと』
作詞作曲編曲:Rossy
唄:May版,Rossy版あり
 
海が静かに
煌めく丘のレストラン
風がやんだら
時も止まってしまうでしょう
あなたに逢いたい
 
忙しいねと
送り届けた溜息に
「仕方ないさ」と
困らせるつもりは無かった
あなたを好きなの
 
午後の日差しを受け
青く広がる
海を観ていたから
素直に言うと
やっぱり逢いたい
 
水平線を
渡る船影消えるまで
眺めているの
知らない国へ行けるまで
あなたと一緒に
 
「待たせたよね」と
「気にはしてた」と笑うかな?
好きな場所へと
「今日は一日付き合う」と
あなたは言うかな?
 
午後の日差しを受け
青く広がる
海を観ていたから
素直に言うと
やっぱり逢いたい
 
2012/11
 
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